昨日やっと全てが終わったわけですが、義母のお葬式について、あるいはその後のことについて思いついたことを書き残します。
①お通夜お葬式について
今回コロナ禍でもあり、小さくということで夫さんと弟くん決定され、出席者は夫家 通夜4人 本葬4人
弟家 通夜4人 本葬4人
先に亡くなった弟家 なし
義母の弟家 通夜2人 本葬2人
義母の妹家 通夜3人 本葬1人
と16名程度でした。出席者にはお香典はなしと伝えました。
お弁当、精進落としなどは全員に。
義母さんは湯灌していただきとてもサッパリされました。Nちゃんと比べても胃瘻であったためか顔色も良かったです。綺麗なお顔でした。
導師様は浄土真宗本願寺派のお寺から。この導師さま、こちらの言葉ではご縁さん(=ご住職様)と呼ばれているみたい。私はご住職様と呼んでいます。お寺の名前を様付けでもいいみたいですね!
でこのご住職様がなかなか熱心な方で。
式の前の20分前にはかならずご挨拶にうかがう。今回は通夜のときに、浄土真宗の正式なノウハウ帳からの抜粋、さらには、院号やその他の費用について書かれている書類もいただき、通夜に置いては門徒として堂々と焼香ができるようにと指導がありました。これもゲストなしで身内しかいないコロナ禍だからこそできることでしょうか?まあ夫さんの奥さん側は日蓮宗だそうで、あまり関心なさげではありましたが。。。ちなみに、式の最中は、会場のスタッフさんにもミスがあると、無言で修正するよう圧がかかり、スタッフさんはこのように厳しい導師様は他にはいらっしゃらないとピリピリ状態ででした。。すごいご住職様です。
で、本葬のときまでに私も何度か焼香の練習をしておきました。
ちなみにご住職様のお着物がいつも素晴らしくて、通夜と本葬、違うお着物というか法衣、袈裟で。素敵でした。先代のご住職様も立派なステキな袈裟をお持ちだったのでびっくりした覚えがあります。
で式になると、浄土真宗ですから、ご唱和部分も含め歌を歌うように流れるお経。とても耳障りがよいので、弟くん家族は全滅、夫と次男くんも時々やばかったと、眠気を感じてしまったのですが、長男と私は歌うみたいな節にツボって一生懸命唱えてました。南無阿弥陀は、昔話みたいに
なんまいだーなんまいだー
になっていた私でした。
唱えていれば極楽浄土にいけるはずの庶民の宗教も、このご住職様さまにかかるとそれなりの修行は必要のように思えてきてね。私は他力本願でよいのだけど。。。💦 ご住職様の姿勢はやはり後で家族内でも話題になりました。
私はNちゃんのお葬式で本当に辛かったので、涙も枯れてしまい、義母のときはお悲しみというよりは、お疲れさまでした。安らかに。そしてあとは私たちが引き継いでいきます!みたいな感じで、涙は無しでした。お葬式で泣かなかったのは初めてです。その分精神的には楽でした。
お葬式会場でいえば、7年前の義父のときは、そんなに高くなくということで、すませた感じでしたが、ほぼ同じような簡素なセッティングだったのに、スタッフさんは、このようなちゃんとしたお式は久しぶりですと。 お花は夫の弟さんの勤務先が病院のため、そこから沢山のお花が届いていたので、なかなか綺麗でした。私は母の名前で。嬉しかったのは、お花をたくさん義母の棺に入れられたことですね。それにお墓に飾れる用の百合の花などもお土産にしてくれました。
小さなお葬式になってきているのでこのぐらいのお式も上等になっているんですね。
式が終わり、火葬場にいき、また戻って初七日で全てが終わりました。
火葬場はとても素晴らしい設備で良かったです。千葉の火葬場は酷かったので。
でも火葬場で出したお弁当は酷かった。あれはいただけないので、私の葬式のときはこの弁当はやめてほしいな。美味しいところのものをお願いしたいな。
②お葬式後
皆さまをお送りしたあと、家族4人で帰宅しました。久しぶりに4人。精進落としを人数分用意したので、早めの夕ご飯にすることにしました。とにかく火葬場でのお弁当、可食部が少な過ぎて。。でも精進落としはそれなりに種類も多くて。でもまあそれなりの弁当でした。
私は食いしん坊なので、私の葬式のときは、みんなで美味しいものをたべながら、楽しくお話しとかして過ごしてもらいたいなあと思います。
それでも4人でワイワイとお話ししてね。オリジナルの家族はこんな感じだったなあと。懐かしく思ってました。長男くんは長男としてのお勤めを熱心にしてくれました。次男くんも、皆さんとたくさんお話ししてくれて、荷物もちゃんと運んでくれて、2人とも人に優しい男性で誇らしい気持ちになりました。
2人と家でバイバイして、それからちょっと休憩して、今度は夫さんと義実家に。でももう義実家ではなくなったわけですが。
家は真っ暗でしたが、電気つけて、義母の写真とお花を飾り手を合わせました。義母は去年4月に脳梗塞で倒れてからはいなかったのですが、それでも亡くなってしまうと、ほんとぽっかりと主人を無くした家みたいに感じられて。私もここに住んでいるわけでもないので、急に淋しい空気が流れてきました。家というのは主人あってこそなんだなあ。ってね。夫さんが
もうあなたが女主人だよ
と言ったのが、なんだ私じゃなんだか頼りないなあみたいな気持ちになって、でもこれからこのおうちをしっかりと管理していかないと!と気を引き締めたのでした。
夫さんの弟くんのお嫁ちゃまが送ってくださった枕花的な花瓶に入ったお花をもってきたのですが、とても美しくて。お花が好きだった義母にはとても似合っていていいなあと思いました。しばらくはたやさずに買おうかな。
それからお墓にも行き百合と菊の花を飾りました。いつも百合なんてかざらないけど、とてもステキですね。
それからお家にもどって、夫さんと少し話しをしたら、、2人ともいつの間にか寝てました。
とりあえず、今週二件あったお葬式を無事滞りなく終えることができました。
今後は義実家。。ではないですね。なんと呼ぶべきか、本家でいいかな。本家のボロ屋敷を整える要員として、頑張っていきましょう!
夫さんは今日3回目のワクチン接種してきました。