ピーターパンの何でも日記 Part2

家族と友人に近況を伝える日記

31日名古屋

名古屋の某所で、数年前からお世話になっている林業関係の会社の方と会ってきました。四国にある山の見積がやっとでたのです。

この山は私の父方の祖父が、自分の子供はとばして、孫や嫁にとかなりの人数の名義としていて、なぜそんなふうな残し方をしたのか、真意は不明ですが、私の名義分もあり、夫さんから整理しておいた方が後々のためにはよい。ということで、私たち夫婦が親戚のためにと、人肌脱いで、清算しようとしているものです。

来年から森林税なるものが一人1000円とられるようですが、家屋もそうですが、山も名義人を追うことができなくなっていて、問題になっています。森林税はそのような山を国が買い取るためのものなのか、不明ですがもしそうならば、外国人にうっかり取られることがないようにもできるわけで、良いことだと思います。ただそうなると、メンテナンスがね。

祖父は木を育てることがすきだったみたいで、山仲間もいたらしく、山に入っては楽しく?重労働をしていたようです。

なので、今回、林業さんに調査していただいた山、実際には樹木の価値ですが、一部とっくり病なる病気にかかっているものもありますが、綺麗にそだっている。特にスギはすぐに使えそう。ヒノキはまだ幼いのでこの先育てる必要があるとのことでした。

祖父が手に入れたのがどれぐらいのものだったかはわかりませんが、とにかく値段はつきました。おそらく祖父が見たら涙が出るような安い値段かもしれません。

ただ、私の夫さんは名義をそのままにして放っておくことができない性格なのと、わたしもそれに同意していますので、これから清算するにあたって、事務作業がたくさんあるのですが、やっていきたいと思います。

まずは親戚のおじさまおばさま方からの同意をいただくことからです。

そのあとは、担保が二つついていたのですが、そのうちの一つは担保権解除済みなのですが、もう一つが他人名義で、おそらく山仲間の方なんですが、この担保権解除が難解で、ご本人はもう亡くなっており、子供が五人もいらしてね。これがねずみ講のように広がっている途中で、全ての人から印鑑証明とハンコがいるという。。自分達だったら、知らない人がいきなりハンコください、証明くだはいと会いにきても、気持ち悪くて出しますかいな。みたいなかんじになるでしょ?

このため、時効が成立しているものについては、弁護士をいれて裁判で判決をだしてもらうという作業がいるらしく。これがまずは司法書士さんにたのんでね。まあ50万以上はかかるらしいんです。

 

他の土地もまだ名義変更していないものが多くで、一斉に変更しないといけないみたいで、面倒です。我が家は父、母分もあり、また、祖父祖母分まであるという。。ややこしいです。

また父の代でまだご健在のおじさまおばさまも認知症になられているかたも、遠方に引っ越された方もおり。もうこの代だけでも目一杯広がってしまっています。

 

なので、つくづく世襲というのは楽ちんなシステム、いや合理的だなと思っているしだいです。祖父のようなややこしいことをするのは、今の時代には論外ですね。ほんと。

 

ところで、来てくださった方二名いらしたのですが、やはりお二人ともなんらかの形でお家が林業に関わっておられた。年配の方は叩き上げっぽいのですが、お父様の代からで、九州出身、もう一人の2年目だったかな?まだ若い方なのですが、この方はおそらく帝大理学部卒で、お話を聞いていたら、リアル牧野富太郎的な方で。。びっくりしました!とってもしっかりとしたわかもので、年配の方もそうですが、さすがだなあー。って思いました。礼儀正しいしね。まだまだ日本にも優秀な方がいらっしゃって、こうしてお目にかかれるのはしあわせなことです。

またお目にかかってお話しを伺いたいですね!